Star Swarm Stress Test(グラフ64~70)

Oxide Games
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テスト手順はこちらを参照されたい。解像度の変更は無い(Extreme Settingのまま)ので、単にシナリオを切り替えてのテストとなる。

まずは全体の平均フレームレート(グラフ64)を見てみると、特にFollowとかShmupではGeForce系の健闘が目立つ。実際、RTS以外に関して言えばGTX 780 Tiが最高速だし、期待のMantleにしても、ケースによっては性能が落ちたりしている。

最大フレームレート(グラフ65)を見ると、ピークに関して言えばRadeon系も負けておらず、特にRTS/ShmupではR9 295X2が最高速である。

では最低フレームレート(グラフ66)は?というと、こちらでMantleの本領発揮というべきか。もはやGeForce vs RadeonというよりはDirectX vs Mantleといった様相を呈しており、実際のところMantleの威力はこうしたところに現れる事をあらためて確認できた気がする。

次にフレームレート変動を見てみたい。Follow(グラフ67)では、40~120秒付近を見ると一番高速なのがHD 7990で、一番低速なのがR9 295X2という不思議な結果になっているが、Mantleを使うとこうした波があまりない、比較的安定した結果になっているのが特徴である。もっともグラフだけ見ると一番安定しているのはGTX 780で、GTX 780 Tiですら結構起伏がある感じではあるが。

Attract(グラフ68)もやはり変動が大きく、特に開始~120秒付近の負荷変動が壮絶である。相変わらずGTX780が安定して高いフレームレートを出しているのが謎(GTX 780 Tiではむしろ激しく落ち込んでいるあたり、別にGeForce系が有利という訳ではないだろう)だが、Mantleを使うとこの落ち込みがかなりリカバーできており、特にR9 295X2では谷から山にグラフが変わるほど大きく性能改善されているのが分かる。

一番負荷が高いのがRTS(グラフ69)であり、DirectX系は全滅なのに、Mantleは非常に安定してそれなりのフレームレートを出しているのは面白い。ただMantleの特長にはCrossFireXなどのMultiCPUの効率利用も挙がっていたはずだが、これを見るとR9 290Xに及ばないあたりはまだ改善の余地があるのかもしれない。

最後がShmup(グラフ70)で、これはブッチギリでGTX 780 Tiの勝ちではあるが、Mantleを使う事で及ばないまでもかなり性能が改善するのがR9 295X2というのは面白い傾向である。