iPad mini Retinaディスプレイモデル:Retina、64ビット化の最大進化
iPad Air以上に魅力的なアップデートとなったのがiPad miniだ。2012年秋に登場したiPad miniは、7.9インチの小型・薄型タブレットとしてリリースされ、生産性アプリの開発者やゲーム開発者からも注目されるデバイスとなっている。
今回はデザインこそ大きく変更されなかったが、今回、iPad Airと同じ解像度のRetinaディスプレイに搭載された点は非常に大きな進歩だ。軽量のデバイスであることから、電子書籍のビューワーとして利用する際に、文字の大幅に視認性が高まる。またアプリ開発者からすれば、画面サイズは違うが解像度と画面の縦横比は変更されていないことから、アプリのデザインもこれまでと変わらない。
ちなみに、iPad miniと比較して、新しいiPad mini Retinaディスプレイモデルは、308gから331gへ、23g重たくなっている。また、厚さも7.2mmから7.5mmへ3mm増加した。iPad miniとiPad Airは同じ厚さ、ということになる。
内部性能や通信系統などは、iPad Airに準じる仕様となった。64ビットA7プロセッサの搭載とWi-FiはMIMO対応がなされた。これまでのiPad miniはiPad 2相当であったことから、現在のiPad miniユーザーであっても、Retinaディスプレイと大幅な性能アップから、魅力的な製品となった。
価格は据え置かれ、16GB Wi-Fiモデルで4万1,900円から。iPad Air同様、最大128GBモデルまで用意されている。iPad miniについても16GBモデルに限って3万1,800円で併売される。米国では299ドルとなり、iPadの体験を得ることができる最も安いiPadとなった。