Divers~スカイダイビングで立体的舞踏演技
集団体操演技をブロードウェイ・ミュージカルに取り入れた振り付け師Busby Berkeley氏の作品群にインスパイアされて米Pratt InstituteのParis Mavroidis氏が制作したCGアニメーション作品がこの「Divers」だ。
Busby Berkeley氏の演出作では、人間の集団が幾何学的に動き、さらにその肢体の演技を完璧に同期させることで、まるで万華鏡のようなビジュアルを実現していた。この発想をスカイダイビングに持って行ったのがこの作品「Diver」なのだ。
現実世界の舞台ではどうしても地に足を付けた演技……いわば平面的な動きしかできないわけだが、CGで再現したスカイダイビングならばその演技を立体的に展開できる。現実では出来ない映像を、CGで再現してみよう……というのがこの作品のモチベーションになっているのだ。
作者のMavroidis氏は、アーティストでもありプログラマでもあるため、この作品の制作にあたっては、専用の振り付け用アニメーションツールまで開発してしまったとのこと。このツールについてはこちらに公開されている。
この作品の予告編はこちらから見ることができ、また、Mavroidis氏の作品のカタログデモリールはこちらに公開されている。