Cat Shit One~実際の動物は撮影に使われていません
小林源文氏の漫画「Cat Shit One」をフルCGアニメ化した作品が2010年初頭よりリリース予定となっているが、ETにその予告編が入選した。制作はアニマが担当。
この作品は、世界観は現実にリンクしているものの、登場人物はすべて動物化されているのが特徴。フサフサとした毛で覆われたかわいい動物たちが、黒光りした重厚な金属で出来た兵器を手にとって血みどろの戦闘を繰り広げる。この"グロかわいい"表現こそが他の作品にはない本作ならではの魅力か。
ET入選作となった予告編では、ウサギとなったアメリカ陸軍特殊部隊と、ラクダとなったアフガニスタン人との戦闘が描かれている。
動物化にあたっては擬人化されているものの、ディズニーのようなかわいらしさを重視したデフォルメはなされておらず、実在の動物の造形を色濃く残しているのも特徴的。なので、銃弾を受けて倒れる姿も、人間の役者が撃たれて倒れる以上に戦争の無残さが伝わってくる。
ライティングも徹底したリアリズム指向で、大局照明技術もふんだんに使われているようだ。
予告編の最後には「この映像の制作にあたり実際の動物は一切傷つけられていない」という断りがなされているのが面白い。
オフィシャルサイトはこちら。予告編映像はこちらで見ることができる。