次にパフォーマンスを調べてみたい。いつものように、比較マシンのデータについては、過去のベンチマークテストの結果を流用した。

比較環境

比較機としては、以前のベンチマークで使用したZOTACのIONマザーボード「IONITX-B-E」、IntelのAtomマザーボード「D945GCLF」(シングルコア)と「D945GCLF2」(デュアルコア)、VIAのNanoマザーボード(EPIA SNの試作機)のスコアを用意した。

■比較環境
マザーボード IONITX-B-E D945GCLF D945GCLF2 EPIA SN(試作機) VB8003
CPU Atom 230 Atom 330 Nano L2100 Nano
動作クロック 1.6GHz 1.8GHz 1.6GHz
チップセット ION 945GC+ICH7 CN896+VT8251 VX800
内蔵GPU ION GMA 950 Chrome9 HC Chrome 435 ULP
メモリ DDR2-800 1GB DDR2-667 1GB
HDD 3.5インチSATA 500GB
OS Windows Vista Ultimate

前述のように、VB8003はWindows Vista非対応なのだが、インストール自体は可能なので、環境を今までと合わせた。Chrome 435 ULPのVista用ドライバは同社のWEBサイトからダウンロードして利用した。この方法だと、チップセット内蔵のグラフィックス機能は無効になってしまうが、3画面以上使うのでなければこれでも問題ない。

SiSoftware Sandra XII

まずはSandraの結果から。以前のNanoのスコアよりも低くなっているが、これは概ねクロック比(1.8GHz/1.6GHz)通り。同社は改良型のNano 3000シリーズも発表しているが、この結果を見る限り、VB8003のCPUは従来の2000シリーズが使われているようだ。

SandraのCPUテスト