では、次にマザーボードについて見ていくことにしよう。

付属品はシンプル。バックパネル、SATAケーブル、ドライバCDのみ

VB8003本体。Mini-ITXフォームファクタで、実装密度はかなり高い

VB8003をチェック

フォームファクタはもちろん17×17cmのMini-ITX。この小さいサイズに、よくGPUまで載せるスペースが確保できたなぁというのが正直な感想だ。しかも、SO-DIMMになってはいるが、メモリ(DDR2-533/667)は2スロット用意している。

SO-DIMMでも、価格的には、現在は通常のDIMMとそれほど大きな違いはない

拡張スロットはVCP×1のみ。今のところ利用できる拡張カードはない

一方で犠牲になっているのは拡張スロットだ。隣にIDEコネクタが置かれたせいかどうか知らないが、「VCP」スロットという独自規格のスロットが1つあるだけになってしまっている。このスロットには、オプションでビデオキャプチャまたはCOMポートのボードが挿せるとのことだ。

CPUは動作クロック1.6GHzのNano、チップセットはワンチップ構成のVX800だ。CPUとチップセットは、一体型のヒートシンクで冷却される。

ストレージ用のI/Oとしては、IDEコネクタ×1と、SATAポート×2が用意されている。また裏面には、コンパクトフラッシュのスロットも1つ用意されている。

表側にはIDE×1とSATA×2が用意

裏側にはCFスロットも用意されている

バックパネルのI/Oは、グラフィックスに加え、ギガビットLANが2ポート、USBが4ポート、シリアル、PS2、オーディオなど。

バックパネルI/O

同社のVBシリーズはもともとコンシューマ向けのプロダクトラインであるが、全体的に、組込み色の強い仕様に見える。