アカウントの署名や詳細を設定する

先ほどのアカウントウィザードでは基本的な設定しか行っていないので、続けて詳細設定を行います。[ツール]メニュー→[メールとチャットアカウントの編集]を選択して[アカウントの編集]ダイアログを表示します(図10)。

図10 詳細設定を行うメールアカウントを選択して[編集]ボタンをクリックします

[編集]ボタンをクリックすると[アカウントのプロパティ]ダイアログが開きます。まずは署名を設定しましょう。[送信]タブを開き、「署名」欄に入っているテキストを書き換えます(図11)。なお、新規メールを作成する際は、ここで入力した署名が自動的に挿入されますが、署名の1行前には本文との区切りを表す文字列「-- 」が追加されます。

図11 署名は[送信]タブの「署名」欄に入っているテキストを書き換えます

続けて、アカウント情報の詳細を設定します。[一般]タブでは、送信者名やメールアドレスなどを設定します(図12)。一番上の「アカウント名」は、[アカウントの編集]ダイアログのアカウント名一覧や[メール]パネルの一番下に表示されるメールサーバー名です。デフォルトではメールアドレスが設定されていますが、プロバイダ名などの短い名前に変更することができます(Opera再起動後に変更されます)。

「フルネーム」「メールアドレス」「所属」は、送信するメールに追加される情報です。送信者名は「フルネーム」で設定します。なお、メインのメールソフトが別にあって、Opera Mailから送信したメールもとっておきたい場合は、「自動的にBccに追加」欄にメールアドレスを入力しておくと良いでしょう。

図12[一般]タブでは送信者名やメールアドレス、返信先やCc、Bccといった、メールの送信時に利用する情報を設定します

[サーバー]タブでは、メールサーバーの詳細を設定します(図13)。基本的に、Opera Mailを設定した状態で問題なく受信できていれば変更の必要はありませんが、送受信に認証が必要な場合や、サブミッションポートの設定などを行う場合はこの画面で設定します。

図13 [サーバー]タブでは認証パスワードやポート番号の設定などを行います

[受信]タブでは、POP3サーバーの場合は受信メールを残す/削除する設定や、メールチェックの間隔などの設定を行います(図14)。

図14 メールの受信間隔は「#分ごとに新しいメッセージをチェックする」の横にある入力欄で指定します

一番上にある「低速回線モード」のチェック項目は、携帯電話などの遅い回線でメールチェックするために、Opera 9.6から追加された機能です。これをチェックすると、サイズが大きなメールを受信する場合は最初の100行までを受信し、必要に応じて次回受信時にすべて受信するように指定することができます(図15)。なお、「低速回線モード」は[メール]メニュー→[低速回線モード]でも切り替えられます。

図15「低速回線モード」にチェックした場合は、本文が100行を超える受信メールに「メッセージの内容をすべて取得する」ボタンが表示されます。これをクリックすると、次回受信時に添付ファイルを含めたメール全文が受信されます