ウイルスが発見されたら

さて、エフセキュア インターネットセキュリティ2009で実際にウイルスを検知した様子などを紹介しよう。まずは、ダウンロードなどで、ウイルスが含まれた(もしくはウイルスそのもの)ファイルがダウンロード、コピーされた場合である。エフセキュ インターネットセキュリティ2009のリアルタイムスキャンは、ウイルスを検知するとすぐさまブロックを行う(図42)。

図42 リアルタイムスキャンによるブロック

対策として、[駆除]、[感染ファイルを削除する]、[検疫]、[何もしない]がある。最後の[何もしない]は論外として、ここでは、推奨されている[駆除]を行ってみよう。結果は、図43のようになった。

図43 [駆除]の結果

このファイルは、ウイルスそのものであり、該当ファイルからの部分的な駆除ができなかったのである。そこで、インターネットセキュリティ2009は、名前の変更を行っている。実際には、実行形式であるexeファイルの拡張子を「0xe」に変える処理をしている(図44)。

図44 拡張子を「0xe」に変更

このようにすることで、まずは、実行されることを防ぐのである。ウイルスのほとんどは、実行されることによって感染や破壊活動などが行われる。先ほどの図42で、[削除]を選択すると、ファイルごと削除される(図45)。

図45 ウイルスを削除

[駆除]と[削除]を適切に組み合わせて対応することが望ましいといえるであろう。また、lzhやzipファイルなどにアーカイブされたウイルスの検出についても見てみよう。スキャンを実行中が、図46である。

図46 指定のフォルダをウイルススキャン