[システムドライブのコピー]のファイルリストの作成

まずはシステムドライブのコピーで、起動可能なUSBメモリを作成しよう。ファイルリストを使用しないという上級者向けの設定も可能であるが、ここでは誰でも可能なようにファイルリストを作成することにしたい。ファイルリストを作成する場合には、コピー元となるドライブがNTFSの暗号化をしていると利用できない。また、この作業を行うことで、USBメモリの内容はすべて消去される。必要なデータやファイルがある場合には、バックアップを忘れずにとっておこう。

使用するUSBメモリをPCに挿入しておこう(初めて使用するUSBメモリでは、ドライバのインストールが行われるのでインストールを行い、再起動をしておく)。図13で、[システムドライブのコピー]をクリックする。この際に、[ユーザー登録]や[ユーザーアカウントの制御]のダイアログが表示されることがある。ユーザー登録を行っていない場合には、早めにすませておこう。ユーザーアカウントの制御では、[許可]を選択する。すると、[コピー先USBデバイスの選択]のダイアログが表示される(図14)。

図14 コピー先USBデバイスの選択

ここで、先ほど挿入したUSBメモリが認識されていれば問題ない。複数のUSBメモリを挿入している場合、その数だけ表示される。しかし、誤操作の危険もあるので、使用しないUSBメモリは取り外しておくほうが安全である。まずは、ファイルリストの作成である。図14で[ファイルリストを新規作成]をクリックする。図15のように[起動用ファイルリストの作成]ダイアログが表示される。

図15 起動用ファイルリストの作成

[開始]をクリックする。ファイルリストは使用するPCで起動に必要なファイルを調べる。図16のように再起動が促される。[はい]をクリックし再起動をする。

図16 再起動の確認

Vistaでは再起動すると、図17のようにプログラムがブロックされたと表示される。

図17 プログラムのブロック