夢の島緑道公園に入ると、風景が変ってくる

東京湾岸道路の下を潜り抜けると、緑道はその先で「夢の島緑道公園」と名を変える。前方にそびえる大煙突は新江東清掃工場。その脇を抜けると、行く手に「夢の島マリーナ」が見えてくる。大型クルーザーやヨットがずらりと並ぶ光景を見て、都心からこんな近くにこれほど立派なヨットハーバーがあるとは、東京もリッチな都市だとあらためて見直す。

巨大な要塞のような新江東清掃工場の脇を抜ける

大型クルーザーやヨットが停泊する夢の島マリーナで、気分はコートダジュール?

歩き始めてまもなく1時間。気温もグングン上昇してきた。さすがに上着を脱ぎだす人が続出した。中には半袖のTシャツ一枚になる人も。気温は高いが湿度が低いのか、カラッとして実に爽やかだ。全身本格的なウォーキング姿で固めた方もいれば、ちょっと散歩にといった気軽なスタイルで参加の方もいるが、皆さん軽やかな足取りは変らない。

気温はグングン上昇。とうとう半袖のTシャツになる人も

本格的な服装と装備で身を固めた方、気軽にちょっと散歩スタイルの方、思い思いのウォーキングスタイルだ

最高齢81歳も軽快な足取りで歩きつづける

今回の参加者中最高齢の塚田斉さんは81歳。東京・杉並から70代後半の友人と二人で参加した。地元で高齢者グループを主宰されていることもあり、こうした催しにはよく参加されるとのこと。ウォーキングが趣味かと伺ったら、そうではないらしい。募集広告を見て、この程度の距離なら問題なく歩けるだろうと申込んだそうだ。「楽々歩けます。楽しいですよ」と、81歳とは思えぬ軽快な足取りで元気に歩きつづける。

今回の参加者中最高齢の塚田斉さん、81歳。この位の距離なら楽と、軽快な足取りで歩き続ける

今回のツアー参加者は、中高年の方が多数派だ。皆さん、足取りも軽快なら、行く先々での好奇心もいっぱい。何事も大いに興味を抱いて積極的に質問し、楽しんでいる。自然の中でのウォーキング、加えて社会科見学の要素もあっておもしろい。体にも脳にも心にも、実に刺激的で楽しめると、どなたにも好評だ。