名所を見る
慣れるとはいっても、ただ見るだけでは面白くない。そこで名所を見ていこう。まずは日本からだ。
富士山
やはりここは3Dとして富士山を見ておきたい。
日本へ移動し、拡大していくと赤い丸で「県名」や「都市名」が表示されるようになる。赤い丸が表示されない場合は画面左下にあるレイヤの「プライマリデータベース」の中から「人口密集地域」にチェックをいれる。「静岡市」を画面中央にし、さらに拡大すると「市」や「町」の名前がさらに増えていくはずだ。その中から「富士宮市」を見つけよう。「富士宮市」を画面中央にし、さらに拡大すると右上に赤くひび割れのように線が入っているのが、「富士山火口」にあたる。中央にセットしたら、拡大してみてみよう。一般の写真ではまず見ることができない、富士山の真上からの写真を見ることができる。
この状態で視点角度を変える([Shift]+[↓]キー、[PageDown]キーなど)と、富士山を横方向に変えることができる。立体的に見えない場合は、左下のレイヤのプライマリデータベースの「地形」にチェックを入れよう。
こういった地形の3Dデータは、日本でも多くの場所で入力されており、ほとんどの場所が表示可能だ。
「富士山」を表示するために「富士宮市」を探す。「富士宮市」の右上の赤いところが富士山 |
「富士山」を真上から表示したところ。中央の赤い部分が集まっているところが山頂 |
さらに拡大したところ。中央のくぼみが山頂 |
視点の角度を変えたところ。Google Mapsの衛星写真と違い、3Dデータを使った映像が見られるのがGoogle Earthのメリットだ |
東京タワー
次は東京へ移動して、「東京タワー」を見てみよう。移動はいったんズームアウト(縮小)してからのが分かりやすい。
さて、東京タワーの所在地は、公式サイトによれば「東京都港区芝公園4-2-8」だ。「東京」を見つけたら次に「港区」を探し、後は少しずつ拡大していけば、赤い建物が見つかるはずだ。と、ここで東京に土地勘がある方は、簡単に見つけられるだろうが、そうではない方にも簡単な方法がある。画面左上の「検索」の「ジャンプ」を使う方法だ。「ジャンプ」の文字列入力欄に「東京タワー」と入力して、「拡大鏡」のアイコンをクリックしてみよう。すると、検索結果欄に東京タワーと表示され、自動的に東京タワーが拡大される。こういったあまりにも有名な場所は、簡単に検索できるが、日本国内のものは、まだ多くは対応できておらず、どちらかといえば住所を入力して検索する方が無難だ。
「東京タワー」を探す。東京都を中心にしたところ。富士山に比べれば、大きさが全く違うために、土地勘がなければ、なかなか探しにくい |
東京タワーがある「東京都港区」をさらに拡大したところ。中央に赤い東京タワーが見えはじめた |
左の「サイドバー」の「検索」を使えば、簡単に場所を特定できる。「ジャンプ」のタグで検索文字列入力欄に「東京タワー」と入力し、右側の「拡大鏡」のボタンをクリックするだけだ |
では、富士山の時と同様に拡大して、視点角度を変えてみてみよう。デフォルトだと、写真を斜めにしただけで、富士山のように3D表示されない。レイヤのプライマリデータベースの中の「建物の3D表示」のチェックボックスにチェックを入れると、3D表示されるようになる。なお、有名な建築物は3Dデータが入力されており、カラー表示されるものが多いが、ほとんどが、単なる多面体であることが多い。
また、データ量が非常に多くなるため、表示が完了するまで時間がかかることが多い。必要に応じてON / OFFするといいだろう。