|
|
「ローラン ペリエ ドミセック」グラス1,680円 750ml9,450円
「ローラン ペリエ ブリュット」と同じく、最初の印象はとても穏やか。比較すると、こちらの方が甘み、まろやかさがある。熟したストロベリーのような香りを感じる。控えめだが、蜂蜜の風味が後を引き、食後やデザートと合わせて飲みたい
|
「モエ&シャンドン ブリュット アンペリアル ロゼ」グラス2,415円 750ml13,860円
ピンク色で、チェリーの甘酸っぱい香りがある。酸味が控えめで、バニラの風味を感じる。ロゼ・シャンパンの代表的な銘柄である
|
|
|
「ポール バラ グランクリュ ブジー レゼルヴ ブリュット」グラス2,310円 750ml13,230円
ピノ・ノワール75%、シャルドネ25%。ジューシーでフレッシュな味わい。
「素直においしいシャンパンです。素晴らしいピノ・ノワールが育まれるグランクリュ・プジー村にあるワイナリーがつくっており、ブドウの一番絞りしか用いません。複雑でしっかりとした骨格があり、飲みごたえのあるシャンパンです」(浅井氏)
|
「シャンパーニュフルーツ」1,575円
「シャンパン・バー」で人気のシャンパンカクテル。シャンパンに小さくカットした旬のフルーツを加えている。取材時はイチゴやパイナップル、レッドグレープフルーツ、オレンジといったフルーツを使用。家庭でシャンパンを飲む際にも参考にできるアレンジ法である
|
※シャンパンの価格は「シャンパン・バー」での販売価格。
※使用ブドウの割合は「シャンパンのすべて」(山本博著、河出書房新社、2006年刊)を参考にした。ノンヴィンテージのシャンパンは仕込みごとに割合が変わるので、あくまでつくり手の個性を知るためのデータのひとつである。
シャンパン初心者には、まずは「シャンパン・バー」のような専門店に行き、スタッフと言葉を交わしながら様々なシャンパンを知る。その中から好みのタイプを見つけ、自宅でも楽しむというのがおすすめの方法だろう。
また、自宅でシャンパンをよりおいしく、スマートに楽しむためには次の項目に注意したい。シャンパンは適温が5℃~10℃となっており、「常温から冷やすのであれば冷蔵庫で2時間程度。氷水で冷やす場合は20~30分で冷えます」(浅井氏)。栓を抜く際はコルクが飛んで人に当たらないよう、手のひらや親指で栓を押さえながら、ゆっくりと抜く。きれいなナプキンを被せてから抜栓すると、瓶の口に触れずに済む。
グラスにはシャンパン用の細長いフルートグラスを用いるが、口径が狭いので注ぐ際にこぼしてしまうこともあるだろう。注ぎにくければ、グラスの脚を持って傾けてから注ぐのもマナー違反ではない。
このように、ちょっとした知識さえあればシャンパンの世界はグンと広がる。フランスの伝統として大切に守られてきたシャンパンを心行くまで楽しんでもらいたい。