しっかりとした冷却機構と拡張の余地を備えた内部構造

本体内部には、底面のネジをすべて外すことでアクセスできる。CPU用、GPU用合わせて3基ものファンを備えており、5本の銅製ヒートパイプによる熱移動と合わせて、しっかりとした冷却が可能だ。最も大きな面積を占めている黒い物体はバッテリー。内蔵タイプを採用しており、着脱は行えない。ストレージは専用アダプタにより2台が重ねられた状態で取り付けられている。周囲にはM.2 SATA端子の空きが2基確認でき、BTOメニューではM.2 SSDを追加することも可能だ。また知識のあるユーザーならば拡張にも挑戦出来るかもしれない。ただし本体内部への増設は自己責任での行為となる。メモリはキングストン製のDDR3-SODIMMとなり、4GB×2枚が実装されている。

本体内部の様子。本体底面のカバーはすべてのネジを外してスライドさせることで開けることができる

内部のもっとも大きな黒いパーツはバッテリー。公称動作時間は約3.5時間となる

銅製ヒートパイプによってCPU/GPUの熱を移動させ、計3基のファンによって強力に冷却される。802.11acに対応した無線LANモジュールも確認できる

SSD/HDDを搭載したアダプタ周辺には、M.2 SATA端子の空きが見える。自己責任での行為となるものの、後から拡張することもできそうだ

試用機ではメモリに1.35Vで動作するキングストンのDDR3L-1600を採用。4GB×2、計8GBという構成だ

価格・性能・ノートPCとしてのサイズを突き詰めたミドルレンジゲーミングノート

ここまで確認した通り、ツクモの「G-GEAR Note N1760J-710/E」は、「Core i7-4720HQ」と「GeForce GTX965M」の組み合わせにより、本体の厚みを抑えつつも高いパフォーマンスを実現したゲーミングノートPCとなる。またSSDとHDDのデュアルドライブ構成によって、ストレージの速度と容量を両立させることによって、ストレスのない動作を実現している点もウリだ。

ゲーマーがPCに求める要件はさまざまあれ、もっとも重要なのは安定したフレームレートでゲームを動作させるという一点に尽きるだろう。本機は、フルHD(1920×1080)という現在主流となっている解像度において快適なプレイを追求したモデルとなっている。デスクトップPCほど排熱に余裕が無く、スペースという制限もあるノートPCにおいては、現実的な解を示していると言えるのではないだろうか。「N1760J-710/E」は、「3Dグラフィックス処理性能に妥協したくないが、ノートPCというプラットフォームを選ばざるを得ず、しかし予算には限りがある……」という、ゲーミングノートPCユーザーで最も多いであろう層にしっくりと収まるバランスの良い一台となっている。

(マイナビニュース広告企画:提供 Project White)

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