3Dゲームに対応したベンチマークソフトを試す

続いて、3Dゲームベンチマークテストに移ろう。まずは発売を6月に控えた「ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド」のベンチマークだ。ファイナルファンタジーXIVはいままでDirectX 9までの対応となっていたが、蒼天のイシュガルドのアップデートに合わせ、DirectX 11に対応したクライアントが配布されることとなっている。より美しいグラフィックでゲームを楽しめるようになるが、その反面GPUへの負荷は当然高くなるため、気になっているユーザーも多いことだろう。この新しいベンチマークテストではDirectX 9/11を選択できるが、今回はすべてDirectX 11にて計測を行った。結果はといえば、最高品質でも"とても快適"と、高い評価を確認できた。ノートPCにあわせた設定まで下げると最高評価である"非常に快適"にも届くため、プレイするにあたっての支障はまずないと考えてよさそうだ。

ファイナルファンタジーXIV: 蒼天のイシュガルド ベンチマーク

次に、4月についにPC版が発売された人気のクライムアクションゲーム「グランド・セフト・オートV」のベンチマークテストを試してみよう。こちらのテストはゲームの設定画面から動作させることができる。現状最高峰の3Dグラフィックスを堪能できるタイトルだけに、PCアクションゲームファンならばその結果は非常に気になるところだろう。なお、今回設定したグラフィックス設定は以下の通りとなり、(PASS4のみ計測時間が長いため、厳密には多少のブレが生じていると思うが)PASS0~4の各数値を足して割るという方法を取っている。ノーマル設定以外ではグラフィックスメモリ使用量が搭載量を超えるためかなり厳しい結果が予想されたが、平均FPSを見る限り思いのほか検討している。デスクトップPCでも相当重いベンチマークテストなのだが、設定を詰めていけば、サンアンドレアスのリアルな街並みをノートPCで再現することができるだろう。

グランド・セフト・オートV ベンチマーク

■ノーマル=FXAA:オフ、MSAA:オフ、リフレクションMSAA:オフ、ソフトシャドウ:ソフト、異方向フィルタリング:オフ、アンビエントオクルージョン:オフ、テッセレーション:オフ、その他項目:ノーマル
■高=FXAA:オン、MSAA:X2(TXAA:オフ)、リフレクションMSAA:X2、ソフトシャドウ:ソフト(強)、異方向フィルタリング:X2、アンビエントオクルージョン:ノーマル、テッセレーション:ノーマル、その他項目:高
■超高=FXAA:オン、MSAA:X8、リフレクションMSAA:X8、ソフトシャドウ:ソフト(最大)、異方向フィルタリング:X8、アンビエントオクルージョン:高、テッセレーション:高、その他項目:超高

指輪物語を題材とし、ゲーム性とストーリーを高い次元で融合させたアクションRPG「ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール」のベンチマークテストも試しておこう。こちらも、ゲームの設定画面から動作させることが可能だ。もともと負荷が高く、高設定では非常にテクスチャ容量が多くなるタイトルだけに、1920×1080では平均FPS60はなかなか超えることができなかった。とはいえ、Ultraでも30FPSというプレイの最低ラインは超えている。

ミドルアース:シャドウ・オブ・モルドール ベンチマークテスト