キーボード&マウスに自由にホットキーを設定できる「Flexikey」
G-GEAR Noteにプリインストールされている「Flexikey」も便利なツールのひとつだ。任意のキーやマウスボタンにホットキーやアプリ起動、テキストメッセージなどを割り当て、ゲームを快適にプレイする手助けをしてくれる。
「Flexikey」は、タスクバーにあるアイコンをクリックすることで設定画面を表示させることができる。キーボードの任意のキーに一連のマクロを設定したい場合は、ソフト上部のタブから"マクロキー"を選択。次にキーボードのイラストの横にあるチェックボックスを有効にしよう。続いてマクロを割り当てたいキーを画面上から選択してクリックすると、ソフト画面の下に動作内容を入力する項目が表示される。設定内容の覚書としてキーの名前やツールのヒントを入力したら、動作の種類を決める。特定のキーを連続入力する"エクスプレスキー"、好みのソフトを立ち上げる"アプリ起動"、チャット欄などに特定の連続したテキストメッセージを入力、送信する"エクスプレステキスト"、キーを無効化する"無効"のいずれかを選んだら、キーに割り当てる機能を設定していくことになる。いずれの機能でも、Fnキー、Windowsキー、F1~F12キーは設定不可能なので注意しよう。なお、ゲーム中に誤動作を起こしがちなWindowsキーを無効化したい場合は、プリインストールされた別アプリ「CONTROL CENTER」から行う。
"エクスプレスキー"を選択した場合は、"記録開始"を押してマクロ化したいキーを順番に入力しよう。"Shift + R"のような複合キーも位置操作として入力できるため、細かな設定が可能だ。また入力にインターバルが求められる場合には"時間記録を開始"を押してから実際の操作に合わせて入力していけば、キーとキーを入力する間の時間も記録される。
"アプリ起動"の設定は直感的にわかるだろう。選択すると表示される"参照"ボタンを押して、アプリケーションの実行ファイルを指定。するとアプリのアイコンとパスが表示される。
"エクスプレステキスト"を設定する場合は、まず"キー開始"ボックスをクリックし、ゲーム中にメッセージボックスを開くキー(例えばSpaceキー)を直接押して入力、続いて表示させたいメッセージ内容を"テキストの内容"欄に書き込む。最後に"キー送信"ボックスをクリックして、ゲーム中でメッセージをチャット欄に表示させるキー(例えばEnterキー)を押して設定するという仕組みだ。
最後の"無効"は、機能が単純なだけに設定も簡単。無効化したいキーをマウスクリックで選択すれば設定完了となる。"無効"機能の使い道としては、例えばBattleFieldシリーズにおいて、ゲーム中にコンソール画面が開いてしまわないよう半角/全角キーを無効化しておく、などが考えられそうだ。
マウスへの設定も基本的な流れは同じだ。ソフト上部のタブから"マクロキー"を選択し、マウスのイラストの横にあるチェックボックスをクリック。キーに割り当てる機能を設定していく。左右クリックとホイールクリックのほか、2つのサイドボタンにもキー設定が行える。
これらの設定はまとめてプロファイルとして管理される。プロファイルは最大12個登録しておけるため、ゲームごとにキー設定を変えたり、ゲームと日常のブラウジングなどで分けたりと、作業内容に合わせた設定を作ることができる。なお「Flexikey」自体のON/OFFはFnキー+Backspaceキーで行えるため、事前にプロファイルを選択しておけば必要な時だけ素早く切り替えが可能だ。またマクロキー以外に、「Flexikey」には押されたキーを記録してキーごとの入力回数の集計を取る統計機能も搭載されている。ゲームでの有効な使い方はというとちょっと思いつかないが、使用頻度を知ることでマクロキーに利用するキーを選びやすくなるかもしれない。
機能が豊富なだけに、この「Flexikey」の用途は様々なものが考えられる。5月に正式オープンした生活型MMO RPG「黒い砂漠」を例に考えてみよう。ゲーム中に直接利用するのであれば、例えば"エクスプレスキー"を利用して普段使う機会の少ない変換/無変換キーに戦闘スキルのコンボ入力を割り当てたり、10個のビンに水をくむといったちょっとした連続作業を一時的に登録したりといった使い方が可能。また操作が忙しくチャットをする余裕がない戦闘中は"エクスプレステキスト"を使って意思疎通を図ることもできる。またアプリケーションキーにWebブラウザやタイマーを登録しておくのも便利かもしれない。ただし、いずれもゲームルールを確認し、規約に触れない範囲で利用してほしい。