周辺機器との連携もしやすいインタフェース群
外付けドライブなどを使うとなれば、気になるのはインタフェースだ。「MB-P520W」の場合、USBポートが2.0×3、3.0×2で合計5ポート用意されている。このうち、USB2.0ポートの配置がおもしろい。
まず右側面に1つ、左側面に1つ、背面に1つと完全に分離して配置されている。近い位置にポートが並べられていると接続するものの形状によっては隣のポートまで干渉してしまうが、これだけ分散配置されていれば扱いやすい。
背面にあるのはeSATAとのコンボポートで、たとえばプリンターや光学ドライブなど、ほぼつなぎっぱなしで利用するものをここに接続すると左右にケーブルがなく扱いやすいだろう。この隣にはHDMIポートとDVIポートが並べられており、大型ディスプレイへの出力もしやすい。VGAポートではなくDVIポートなのも、最近のディスプレイ事情を考えると実用的だろう。
左側面にはUSB3.0ポートが2つならんでいる。この隣のUSB2.0ポートは、本体の電源がオフになっていてもUSB機器に給電できるポートだ。スマートフォンなどの充電に利用したい時に利用できる。さらにLANポート、IEEE1394ポート、メディアカードスロットも並んでいる。
大きなボディに余裕をもってインタフェースを配置したという印象だ。最近のノートPCでは背面のヒンジ近くにインタフェースを配置しているものは少ないが、やはり据え置きに近い形で利用するならば常時つないでおく周辺機器やディスプレイなどが出てくるし、手の周りにケーブルが来ないように接続できるのは魅力的だ。