標準6セルバッテリはちょっとした持ち運びにも対応できる
本体サイズがW358×D255×H29.8~34.5mm、重量が約2.67kgのThinkPad T500 2081A23は、さすがに「肌身離さず持ち歩いていつでもモバイル」という用途には適さないものの、建物内での移動はもちろん、出張や外回り程度の持ち運びは気軽にできるスペックだ。そうなると、どの程度の時間、バッテリのみでの駆動が可能なのかが気になってくる。
ThinkPad T500製品サイトに掲載されている仕様一覧表では、ThinkPad T500 2081A23のバッテリ駆動時間は「後日掲載」とされており、現時点では公開されていない。そこで、Web自動巡回機能とキー入力エミュレート機能により、モバイルでWebページを見て回る状況を想定したバッテリ駆動時間を測定できるバッテリベンチマークソフト「BBench」で実際のバッテリ駆動時間を測定してみた。
電源プランは初期設定の「Energy Star」、液晶の輝度は最大、無線LANオン、Web巡回オン(60秒間隔)、キーストローク出力オン(10秒間隔)という設定で、満充電状態(100%)からバッテリが完全に放電しきって0%になり、自動的にシャットダウンするまでの時間を計測した。結果は、Mobility Radeon HD 3650が約2時間43分、GMA X4500 HDが約3時間1分だった。
外付けグラフィックス機能とチップセット内蔵グラフィックス機能を利用した際のバッテリ寿命の差があまり無いように思えるが、動画を再生したり、オンラインゲームをプレイしたりと高いグラフィックス性能を必要とする作業を行うと、この差はさらに広がることだろう。なお、今回のベンチマーク計測では利用しなかったが、輝度調整やディスプレイ電源オフ、無線LANやBluetooth、光学ドライブなどの無効化でバッテリーを長持ちさせる「バッテリー延命モード」が用意されていることも付記しておく。