レノボ・ジャパンの「ThinkPad T500」は、15.4型ワイドWSXGA+(1,680×1,050ドット)ノングレア液晶を搭載したノートPCだ。ThinkPadを象徴する黒のシンプルなスクエアボディに、高いパフォーマンスを秘め、さらにモバイル性まで両立させた"実力派"ノートである。
ThinkPadシリーズの大きな特長とも言える、幅広いBTOオプションによる柔軟なカスタマイズ性を備え、豊富なバリエーションモデルが用意されているが、今回はその中でも売れ筋の推奨モデルを廉価かつ短納期で提供する「Topsellerモデル」より、Windows Vista Ultimate with SP1(32bit)と2GBメモリ、DVDスーパーマルチドライブを搭載した「2081A23」を紹介しよう。
レビュー機の主な仕様 [CPU] Intel Core 2 Duo T9400(2.53GHz) [メモリ] 2GB [HDD] SATA 80GB [ディスプレイ] 15.4型ワイド(1,680×1,050ドット) [サイズ/重量] W358×D255×H29.8~34.5mm/約2.67kg [OS] Windows Vista Ultimate with SP1(32bit) [直販価格] 270,900円
ところで、T500はThinkPadの"エース"シリーズとも言える「ThinkPad Tシリーズ」に属する製品。現在このTシリーズには大きく分けて、14.1型ワイドWXGA(1,280×800ドット)/WXGA+(1,440×900ドット)液晶を搭載した「ThinkPad T400」と15.4型ワイドWSXGA+液晶を搭載した「ThinkPad T500」の2モデルがラインナップされている。
Tシリーズには他にも、「T400s」といったモデル末尾に「s」が付く軽量版が存在するが、こちらは、どちらかと言えば設計思想がリアルモバイルの「X」シリーズに近い。パフォーマンスを重視するのであれば、やはり通常のTシリーズを選択するのが、よりベターであると言えるだろう。