――『THE W』優勝から半年経ちましたが、改めて優勝後の変化を教えてください。

植田:ガラッと生活が変わり、それまでアルバイトで食べていましたが、お笑いだけで食べられるようになり、うれしく思っています。ただ、テレビの仕事など新しいことがめちゃくちゃ増えて、別の業種に転職したというくらい、新入社員みたいにヒーヒー言いながら新しいことを覚えている最中です(笑)。ヒーヒー言いながらも優勝できてよかったなと思います。

――ほかに優勝後の変化でうれしかったことはありますか?

植田:オダウエダという名前を全国の方に知ってもらえたというのは大きな変化だなと感じています。歩いていて「オダウエダさんですよね!」って言ってもらう経験は優勝できたからだなって。

小田:私は1人で歩いているとただのギャルなんですけど、植田と一緒にいると「オダウエダさんですよね。頑張ってください!」と声をかけてもらうこともあり、うれしいです。あと、ナレーションのお仕事をやらせていただいたり、お仕事の幅が増えこともうれしいです。

――ドラマにも出演されていましたよね。

植田:社会科見学みたいな感じでした。夢だったラジオの仕事もやらせてもらって。

小田:いろんなことを経験させていただいて、充実かつ試練の日々です!

――試練と感じていることを教えてください。

小田:テレビでネタをするときに、スタッフさんから「こういう言葉は使えません」とか「この言い回し変えてもらってもいいですか?」って言われることがけっこう毎ネタあって。自分たちが面白いと思うそのままの言葉で伝えたいんですけど、そこが難しい半年でした。

――テレビはコンプライアンスが厳しいですよね。

小田:でもそれも楽しんで、もっと面白い言葉を考えようって考えるように。また、誰も嫌な思いをしないようにというのはすごく意識しています。

植田:あと、ライブだと1回その場でウケたらOKですが、テレビはスタジオでウケて、もう1回オンエアで視聴者の方にも笑ってもらわないといけない。2回ウケないといけないっていうのも気づきまして、その感覚がまだ難しいので、今後つかんでいきたいです。

――視聴者の反応はSNSでチェックしているのでしょうか。

植田:見ますね。過激なものばかり目に入ってきますが、エゴサーチして「面白い」って言ってくれているのを見つけて「ありがとう!」って思いながら酒を飲んでいます(笑)

――指摘されて参考にすることも?

小田:あります。私たちマイクに慣れてなかったので、テレビなのに舞台の声量で話していて、「オダウエダうるさい」っていうコメントを見て直そうと思いました。

植田:着物の着方が“左前”になって間違っていたときに指摘していただいて、「ありがとうございます」って思いました。SNSは使い方次第ですよね。