◆FINAL FANTASY XV WINDOWS EDITION ベンチマーク Version 1.2(グラフ34)
SQUARE ENIX
http://benchmark.finalfantasyxv.com/jp/
PreviewでもCore i9-10980XEが他を圧倒している結果ではあったが、今回はそれを再確認した形になる。加えて言えば、Ryzen Threadripper 2990WXは10000そこそこで頭打ちになるあたりは、こうしたコンシューマ向けアプリケーションとの相性がとことん悪いということになる。まぁこれはDynamic Localモードの適用とか、Ryzen MasterでGame Modeに設定してしまうなどの回避策はあるが、本末転倒な気はしなくもない。逆に言えば、この2製品以外に関して言えばほぼ同じというか、目立ったスコアの差はみられない事も確認できた形だ。
◆For Honor(グラフ35~37)
UbiSoft
https://forhonor.ubisoft.com/
他に比べると差が目立たないのがこちら。Ryzen Threadripper 2990WXでさえ、2Kで平均フレームレート(グラフ35)若干(5fps程度)下がる程度で、それも170fps前後における5fpsだから、実際問題としては殆ど差が無いとして良いと思う。同様に最小フレームレート(グラフ37)もやや低いが、こちらも5~6fpsのオーダーで、少なくともプレイに支障がでるようなものでもない。概ね同等、として良いかと思う。
◆Metro Exodus(グラフ38~44)
4A Games
https://www.metrothegame.com/
最初、平均/最大/最小(グラフ38~40)を作成した時に、てっきりRyzen Threadripper 2990WXだけ測定をミスした(VsyncをOnにした)かと思った。実際このグラフを見ると、そんな感じにすら見える。その他のCPUは、最大フレームレート(グラフ39)こそ多少バラつくものの、あまり大きな差がないからだ。ただMetro Exodusでのベンチマークはこちらにもある様に、パラメータファイルを利用しての自動ベンチマークであり、そして同一のパラメータファイルを使いまわしているので、基本設定をミスするのは難しい。
であるが、フレームレート変動(グラフ41~44)を見て安心したというか、設定に誤りがあった訳ではなく、殆どの時間で60fps未満の性能しか出せない、という事が再確認できた。F1 2019やFar Cry New Dawnもそうだが、やはりRyzen Threadripper 2990WXの構成は根本的にゲームには向かない、ということだろう(まぁ判っていた話ではあるが)。