DxO Labs
https://www.dxo.com/

最新版はV2.0.1に上がっているが、今回はテスト環境をあわせるためにV2.0.0のままで。ちなみにCore i9-9900Kのテストの際には不可能だった16Threadでのテストを追加してあり、Core i7/i9についてはBlankとしてる。

まずE-M5のRawの処理であるが(グラフ12)、やはり8Threadが一番効率が良いようで、ここでの性能が一番高い。もちろんこれはThreadripperの場合の話で、Core i7-8700KとかRyzen 7 2700Xでは8ThreadにするとThreadあたり1.5~2コア相当での処理になる関係で、あまり性能が伸びない。

特にRyzen Threadripper 2920Xは、8Threadで1950Xに近い処理性能を出している。またRyzen Threadripper 2970WXも、Ryzen Threadripper 2990WXには負けるとはいえ、ほかの製品よりも高速なあたり、この辺はスペック通りという感じだ。

これはより処理の重いα7IIのRaw(グラフ13)でも同じ傾向である。Ryzen Threadripper 2920Xは結構健闘している(とはいえ処理負荷が高いために、Ryzen Threadripper 1950X/2950Xと差が大きい)し、Ryzen Threadripper 2970WXはRyzen Threadripper 2990WX以外のどの製品よりも高速(4 Threadの場合は除く)になっている。適切な処理負荷を掛けると、適切な処理性能が出る、というThreadripperらしい結果に落ち着いたと思う。