Intelは2018年8月28日、IFA2018にあわせて第8世代Coreプロセッサ2シリーズ、U-Series(Whiskey Lake)とY-Series(Amber Lake)を発表した 。それぞれ15W、5Wの低消費電力を実現し、薄型のモバイルノートに最適なプロセッサとなっている。

それぞれギガビットワイヤレス通信やeSIMのサポートなど、モバイルでの接続性の強化を基本に、一般的な2-in-1 ノートPCで、1回の充電で16〜19時間の駆動を実現するマシン構成を実現できるという。またU-SeiresにはDolby Vision HDRやDolby Atmos Audioをサポートし、クアッドコアモデルも用意するなど、モバイルノートのパフォーマンスの向上が期待される。

Intelの製造プロセスの微細化の遅れから、14nmプロセスが引き続き採用されており、Kaby Lake Refreshからの大きな変化を見込める状況ではない。とはいえ、Whiskey Lake、Amber Lakeがアナウンスされたことで、MacBookシリーズでも、これらを採用した新モデルの登場に注目が集まるのは間違いない。

既存のラインアップを踏襲するなら、消費電力が5WのAmber Lakeを活用したMacBookの後継モデルが予想される。またパフォーマンスと低消費電力のバランスが取れたモデルとして、Whiskey Lakeを採用すると噂される低価格MacBookが発表となるかもしれない。

しかしながら、これらのモデルが別のラインで登場するのか、プロセッサの違いで性格を分けるという方針がとられるのかはまだ分かっていない。