MacBookシリーズは2015年から「バタフライキーボード」と呼ばれる新しいメカニズムを採用したキーボードに変更された。薄型化、キーの安定化などを実現した一方で、埃などが詰まりやすく、不具合が多いとしてAppleは集団訴訟を3件抱えていた。
そこでAppleは2015年以降のバタフライキーボードを採用するMacBookシリーズについて、4年間の無償修理保証延長を約束した。
2018年に入って持ち上がったこの問題、今回のMacBook Proでは対策が施されたようだ。ウェブサイトでは第3世代バタフライキーボードへと進化させ、「より静かな作業環境を実現する」と静粛性の向上を案内しているが、それだけでなく、内部に埃などの侵入を防ぐシリコン膜を取り付け、メカニズムの不具合が発生しないように改良されている。この件は、iFixitがレポートしている。
メカニズム部分が覆われたことで、キータッチの音がより静かになったと思われるが、防塵機能も含め、実機を使ってみたのち、で詳しく報告したいと思う。
なお、2018年モデルより前のMacBookシリーズについては、件の無償修理保証延長プログラムが適用されても、このシリコン膜を施した第3世代バタフライキーボードには変更されないそうだ。