AppleはTouch Barを搭載した13インチ、15インチのMacBook Proを刷新した。第8世代Intel CoreプロセッサやApple T2チップの採用、キーボードやスピーカーの刷新などが含まれている。詳しいレビューは後日お送りするが、筆者は今回注目すべきアップデートは13インチモデルだという認識でいる。
MacBook Proの13インチモデルはこれまでデュアルコアモデルしか用意されておらず、2016年モデルであってもプロセッサのパフォーマンスの面で2012年モデルの15インチMacBook Proに及ばない場面があった。
今回、2018年モデルへのアップグレードによって、MacBook Pro 13インチモデルにもクアッドコアのCore i5もしくはCore i7プロセッサが搭載されるようになり、Appleによるとパフォーマンスは最大2倍となる。そう単純ではないものの、プロセッサの性能だけ見れば、処理に用いることができるコア数が倍になったのだから妥当な結果と言えよう。
また15インチモデルはクアッドコアが標準だったが、2018年モデルでは6コアが標準となり、最上位モデルではCore i9も選択できるようになった。こちらは前モデルから70%のパフォーマンス向上となる。
より処理性能の高いプロセッサの搭載によって、電力もより多く必要になるが、デザインの変更なくバッテリーの容量を増大させ、それに対応した。電源は引き続き、USB-Cで供給され、13インチモデルは 61W、15インチモデルは85Wのアダプタが付属する。