まずは、早足で歩きながら同じシーンを撮影した2つのスマホ動画を見てください。上の動画はスマホ単体で撮影したもの、下の動画はスマホ用のスタビライザーを使って撮影したものです。
スマホ単体で撮影した動画を見て「見づらいなぁ」「撮影が下手だなぁ」と感じたのではないでしょうか? こう感じるおもな原因として、「動画が揺れたりぶれたりする」ことと、「動画が右や左に傾いて水平が保たれない」ことが挙げられます。
このようなスマホ動画の不快な要因を低減するための装置が、スマホ用のスタビライザーです。スタビライザーを持つ手が動いて揺れや傾きが発生しても、それを打ち消すようにスマホを固定する部分を細かく動かすことで、スマホの揺れや傾きを抑えつつ、スマホの水平を保つ仕組みになっています。こちらの動画を見て「映画みたい」「撮影が上手!」と感じた人も多いでしょう。
スタビライザーを使うメリットはまだあります。通常、スマホで動画を撮影する際は、スマホの左右を両手で持つことが多く、姿勢がやや不安定になったり窮屈に感じることがあります。しかし、スタビライザーを使えば片手でラクラク扱えるので、もう片方の手でバランスを取ったり、何かにつかまりながら撮影することも可能になります。高いアングル(ハイアングル)や低いアングル(ローアングル)でも安定して撮影できるようになるので、ペットを撮りたい人にもお薦めといえます。