AirPodsとともに、傘下のBeatsからも、W1チップを搭載するワイヤレスヘッドホンシリーズが発売された。BeatsはこれまでもBluetooth製品をラインアップに揃えており、それらの製品をW1チップ搭載版へと刷新する形をとった。W1チップの搭載は、バッテリー持続時間の向上と、AirPodsと同様の複数のApple製品とのペアリングの手間の軽減という効果をもたらした。

Beats Studio3 Wireless

BeatsのBluetoothヘッドホンの中で唯一W1プロセッサ版が登場していたなかったのが、最上位モデルとなるBeats Studio Wirelessだったが、2017年9月4日にW1を搭載するBeats Studio3 Wirelessを発売した。

遮音性の高いクッションで耳を完全に包み込むヘッドホンに、ピュアアダプティブノイズキャンセリング(Pure ANC)機能を組み合わせて、ノイズを遮断する再生環境を実現する製品だ。W1プロセッサによって、最長22時間の連続再生を実現し、ペアリング設定の手間もない点も共通している。