パフォーマンスはウルトラモバイルPCとしては十分すぎです。ウェブブラウジングしたり、オフィスソフトを使ったり、スマホやタブレット向けにもリリースされているゲームをプレイする程度なら、処理性能が物足りなくなることはありません。たとえばゲームを例に挙げると「Minecraft:Windows 10 Edition」、「Riptide GP」、「アスファルト8:Airborne」あたりであれば快適にプレイできます。

今回、「PCMark 8」、「CINEBENCH R15」、「ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク」、「CrystalDiskMark 5.2.1」、「BBench」でベンチマークを計測してみました。具体的にどのくらいのパフォーマンスを備えているかについては、下記のスコアを参考にしてください。CINEBENCH R15が比較的短時間で計測できるので、自分のマシンと比較するのにオススメです。

なお連続動作時間は、公式サイトに掲載されている12時間には届きませんでした。計測条件が厳しすぎたのかもしれませんね。とは言え実測10時間越えているので、モバイルノートPCとしては十分な動作時間です。

GPD Pocketのベンチマーク結果
■PCMark 8 v2.7.613
Home Accelerated 3.0 1599
Creative Accelerated 3.0 1883
Work Accelerated 2.0 計測不可
■CINEBENCH R15
OpenGL 14.54 fps
CPU 143 cb
CPU(Single Core) 39 cb
■ファイナルファンタジーXIV: 紅蓮のリベレーター ベンチマーク
高品質(ノートPC)、1280×720ドット 797(動作困難)
標準品質(ノートPC)、1280×720ドット 1102(設定変更が必要)
■CrystalDiskMark 5.2.1
Q32T1 シーケンシャルリード 143.421 MB/s
Q32T1 シーケンシャルライト 90.388 MB/s
4K Q32TI ランダムリード 34.434 MB/s
4K Q32TI ランダムライト 32.549 MB/s
シーケンシャルリード 125.423 MB/s
シーケンシャルライト 54.305 MB/s
4K ランダムリード 16.600 MB/s
4K ランダムライト 26.122 MB/s
■BBenchで連続動作時間を計測(画面の明るさ40%)
バッテリ残量5%まで 10時間7分41秒

「CINEBENCH R15」実行中に、サーモグラフィカメラ「FLIR ONE」で表面温度を計測したところ、最大温度は側面の排気口付近で37.4度に達していました。親指打ちしているときに、温もりが気になりますね