さて肝心のキーボードはW180mm×D106mmというフットプリントに76キー(電源キー、左右クリックキー、ポインティングスティック含む)を詰め込んでいるので、キー配列はかなり変則的です。しかしアルファベットキーに限れば、比較的短時間でタッチタイピングできるようになりました。

GPD Pocket搭載キーボードはココが変則的

  • 数字キーの左にTabキーがある
  • 数字キーが右に一列ずれている
  • BackspaceとDeleteが逆
  • 「,」「.」「/」キーの幅が狭い
  • CapsとAキー、FnとCtrlキーなどが密着している

GPD Pocketのキーボード部。W180mm×D106mmというフットプリントでアイソレーションキーボードという仕様は高く評価できます

手の長さ20mの筆者がホームポジションに手を置くと窮屈そうに見えますが、誤ってふたつのキーを押してしまうことはないです

両側面で支えて親指で入力する「親指打ち」もギリギリ可能なサイズです

普段使っているPCとまったくキー配列が異なるので、現時点では数字と各種記号、句読点を入力する際にはキーボードをチラ見する必要があります。しかし、まったくキーボードを見ない完全なタッチタイピングにこだわらなければ、メール返信程度の分量であればストレスなくこなせます。

とことん練習すればGPD Pocketで完全タッチタイピングも可能になるでしょうが、ほかのキーボードの利用に支障をきたしそうなので、ワタシはほどほどに覚えて、それでも多用する記号は単語登録しようと考えています。

標準のポインティングスティックは一定以上力を込めるとツルッと滑るので、非常に使いにくいです。幸いThinkPadの一部トラックポイントが流用可能なので差し替えましょう。筆者は「ThinkPad ロープロファイル トラックポイント・キャップ」をAmazonで入手し、いまは快適にポインティングスティックを利用できています。ThinkPadのほかのトラックポイントのキャップは画面に当たってしまうのでご注意ください。

青色が標準のポインティングスティックのキャップ、赤色が「ThinkPad ロープロファイル トラックポイント・キャップ」。後者のほうが明らかに指の引っかかりが強いです。これは絶対買っておくべきですね