まずはスペックのおさらいから。GPD Pocketは7インチディスプレイ(1,920×1,200ドット)を搭載したウルトラモバイルPCです。OSは「Windows 10 Home 64bit」または「Ubuntu 16.04 LTS」を採用。CPUは「Intel Atom x7-Z8750(1.60/2.56GHz)」、メモリは8GB、ストレージは128GB eMMCを搭載しています。

同社が2016年に発売したゲーム向けウルトラモバイルPC「GPD Win」が、CPUは「Intel Atom x7-Z8700(1.60/2.40GHz)」、メモリは4GB、ストレージは64GB eMMCを搭載していたので、全体的にスペックアップされたことになります。

GPD Pocketのシステム情報

初回起動時のディスク情報。空き領域が103.23GBあるので、容量を気にせずアプリケーションをインストールできます

W180mm×D106mm×H18.5mm/約480gのマグネシウム合金ボディは絶妙なサイズ&重量感で、削り出しの精度も高いです。天面にリンゴマークでも付いていれば、新型MacBook mini? ……と勘違いするぐらい丁寧な加工、表面処理が施されています。

端子はUSB 3.0 Type-C×1、USB 3.0 Type-A×1、マイクロHDMI、3.5mmヘッドセットジャックが用意されていますが、GPD Winに搭載されていたマイクロSDカードスロットの搭載は見送られています。マイクロSDカードスロットはストレージの増量に重宝するので、非搭載なのは残念です。

本体上面。メーカーのロゴは入っていませんが、ここにはリンゴマークとかVAIOマークとか好きなステッカーを貼るといいでしょう

本体底面。左側には吸気口があります

本体右側面。左から排気口、USB 3.0 Type-C×1、マイクロHDMI、3.5mmヘッドセットジャック、USB 3.0 Type-A×1が配置されています