ひとつはノングレア液晶の採用だ。第3世代では、2in1モデルにはグレア液晶、クラムシェルモデルにはノングレア液晶を採用していたが、第4世代ではノングレア液晶に一本化した。
「もともとLAVIE Hybrid ZEROのユーザーから要望が多かったのがノングレア液晶。だが、タッチモデルにするには、傷つきやすいという課題があり、NECパーソナルコンピュータの基準には合致するレベルではなかった。そこで保護するための素材を新たに選定し、当社の基準をクリアすることができた」という。
だが、ペン入力に対応するためには、さらなる強度を持ったガラスを使う必要がある。「技術的には可能だったが、これだけの重量増をして、ペン対応する必要があるのかを考えて、ペン対応は見送った」という。
USB Type-Cの搭載は見送り
もうひとつは、インターフェースの選定だ。今回、新たにUSB 3.1に対応。外付け大容量ストレージなどとの高速環境での接続にも対応した。だが、その一方で、USB Type-Cについては検討したものの、Type-Aポートを2個搭載することを必須とし、これとは別にもうひとつポートを設けることができないことや、Type-AポートのひとつをType-Cに置き換えるのもかえって使い勝手悪くすると判断。Type-Cによる充電も検討したというが、今後の動向を見る上で、現時点では特別な充電方法を持ったPCになる可能性があるとの判断からこれを見送った。
指紋認証やWindows Helloに対応した顔認証機能についても、現時点では優先度が高くないとして、搭載を見送っている。
ちなみに、11.6型ディスプレイ搭載モデルでは、デタッチャブル方式の2in1としているが、11.6型ではタブレット本体を独立した形で使用するケースが多いことを想定。タブレット使用時により軽量化した環境を提供するための仕組みだという。その点で、13.3型ディスプイレ搭載モデルのLAVIE Hybrid ZEROでは、360度回転式を採用している。