PCMark 8 v2.7.613
FutureMark
http://www.futuremark.com/benchmarks/pcmark8
ここからはアプリケーション寄りのベンチマークを、ということでグラフ34がPCMark 8の結果である。ご覧の通り、HDD性能のみを比較するStorage 2.0ではほとんどスコアが同一であるが、ほかのテストでは、KabyLakeで性能改善がみられる。
これがどの程度「少し」か、ということでOffice 2017のテストの結果を示すと
アプリケーション | Skylake | KabyLake |
---|---|---|
Excel | 0.78077 | 0.76858 |
PowerPoint | 3.09709 | 2.9229 |
Word | 0.85052 | 0.78653 |
3. | (単位はいずれもsec) |
となっている。このテストでは複数の処理を自動化ツールで、順番に実施しながら、それぞれの処理時間を測定し、その平均値の形で結果を出している。つまりExcelで言えば、Skylakeがそれぞれの処理を平均0.78秒で処理するのに対し、KabyLakeはこれを0.77秒に短縮できる……ということで、比率としては1.6%ほど高速化されているのだが、それが体感できるかというと微妙なところであり、「少し」と表現したのはそういう訳である。とはいえ、高速化されていることそのものは事実である。