Appleはこれまで、MacやiPadが学校教育の中で活用される様子を積極的にアピールしてきた。
米国においては、オバマ政権下で2013年に発表されたテクノロジーを活用した学校教育の推進活動「ConnectED」に参加し、114の学校に対して生徒へiPad、教師にMacとiPadをそれぞれ寄付し、テクノロジーを学校の中に大々的に導入した教育の普及を進めてきた。
また、ソフトウェア面でのサポートも手厚い。MacやiPadを教員が一括管理することができる「School Manager」や、クラスを管理することができる「Classroom」アプリ、また教材の作成が可能な「iBook Author」や「iTunes U」アプリを用意している。特にiPadの「iTunes U」アプリでは、教材の指定やビデオの収録、課題の設定が可能で、iPadのみでも授業運営を実現できる。加えて、2016年9月のiOS 10リリースのタイミングで、iPad向けにSwiftプログラミングを学ぶことができるアプリ「Swift Playgrounds」を投入し、プログラミング教育のプラットホームもiPadに持ち込むことができた。
生徒たちに人気のあるiPadを生かした教育向けソフトウェアは、現在、最も充実した環境にある言えるだろう。