MacBook Proには、15インチモデル、そして13インチのTouch Bar有・無の2モデルが用意された。
加えて、2015年に登場し、2016年にマイナーチェンジされた12インチのMacBookが、新世代のAppleのポータブルMacラインアップとなる。MacBookは128,800円からで、すでに販売中。MacBook Proは13インチのファンクションキーモデルが178,800円からで10月28日に発売となった。13インチTouch Barモデルが178,800円から、15インチモデルは238,800円からで予約がスタートしており、2~3週間で手元に届く。
MacBook Airは11インチモデルが消滅し、廉価版としてMacBook Air 13インチモデルが98,800円から、旧モデルとなるMacBook Proが13インチモデル128,800円から、15インチモデルが198,800から、併売されることになった。iPhoneやiPadのように、旧モデルを併売する方式になったため、出費を抑えたいユーザーに対して選択肢を増やした点で、結果的には、Macのラインアップの充実を実現している。現在、AppleはMacのセールスの下落を食い止めなければならない。今回のラインアップ拡充と旧モデルの併売が、販売にどのような影響を与えていくか、注目していきたい。
松村太郎(まつむらたろう)
1980年生まれ・米国カリフォルニア州バークレー在住のジャーナリスト・著者。慶應義塾大学政策・メディア研究科修士課程修了。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)、キャスタリア株式会社取締役研究責任者、ビジネス・ブレークスルー大学講師。近著に「LinkedInスタートブック」(日経BP刊)、「スマートフォン新時代」(NTT出版刊)、「ソーシャルラーニング入門」(日経BP刊)など。ウェブサイトはこちら / Twitter @taromatsumura