米Appleは10月27日(現地時間)、米国カリフォルニア州クパティーノにある本社キャンパスにおいて、メディア向けスペシャルイベントを開催した。注目が集まっていた主力ノート型Macの「MacBook Pro」のデザインを刷新した。本稿では、イベントの内容のレポートと最新機種のハンズオンをお届けする。
今回のイベントの目玉は、Appleのポータブル型Macの最新モデルの発表だったが、その話に移る前に、アクセシビリティに関するウェブサイトの立ち上げ、iPhone 7やiOS 10に関するアップデート、そしてApple TVの新アプリについて紹介があった。
Appleはこれまでも、ハードウェアやソフトウェアを、あらゆる人々が利用できるように取り組んできた。例えば、全盲のDJが音声ガイダンスを頼りに、iPadでプレイを楽しんだり、Apple Watchでは車椅子の運動量を計測する機能を備えるようになった。そして今回は、2つのスイッチだけで、Final Cut Pro Xを使ってビデオ編集を行う様子が映像に収められていた。Appleは、製品の開発の段階から、アクセシビリティの機能を標準的な機能として組み込んでいる。そのため、iPhoneやiPad、Mac、Apple Watchといったデバイスでは、OSのアクセシビリティ機能を有効にするだけで、全く同じデバイスを、体の不自由な人が利用することができるのだ。詳しくは、Appleが公開したウェブサイトとビデオを参照してほしい。