続いて、オンキヨー代表取締役副社長 COOの中野宏氏が招かれて挨拶した。富士通コネクテッドテクノロジーズでは、スマートフォンのオーディオ機能をオンキヨーと共同で開発。その成果は早速、16年冬春モデル「arrows NX F-01J」に結実している。

今回の協業の背景について、中野氏は「この10年でデジタルオーディオプレイヤー、スマートフォン、ハイレゾオーディオが普及し、音楽の聞き方が急速に変化した。私たちは更なる新しいユーザー体験を提案していく必要がある」と説明している。

オンキヨー 代表取締役副社長 COO 中野宏氏(左)。富士通コネクテッドテクノロジーズでは、スマートフォンのオーディオ機能をオンキヨーと共同で開発している(右)

「高性能なデジタル部品を選定し、また性能を引き出す技術やノウハウを投入した。その結果、ノイズや歪みの少ないオーディオプレイヤー水準の高音質を実現した」と中野氏。なお、2015年にパイオニアホームAV事業と統合したオンキヨーはいま、ポータブルオーディオ市場へ注力しつつある。

今回はarrowsスマートフォンのオーディオ出力"監修"という関わり方だったが、2017年にはオンキヨーのオリジナルスマートフォンの販売も目指しているという。