LAVIEチャンネルおよびインフォボードに共通しているのは、「使えるPC」を実現するための取り組みであるという点だ。
例えば、LAVIEチャンネルは、デジタルデバイスを利用しているユーザーの約6割が、インターネット動画を日常的に視聴しており、そのうちの79%がPCで視聴しているという現状を捉えたものだ。
言い換えれば、スマホやテレビでは視聴していないが、PCでは視聴しているというインターネット動画の視聴ユーザーを対象に、PCならでは使い方を提案できるものであり、そこにNECパーソナルコンピュータは目をつけた。
「インターネット動画をPCで視聴する際には、約半数のユーザーが自分で検索している。検索をしなくても話題の動画に出会うことができるのがLAVIEチャンネルの特徴。PCを使ってもらうための提案のひとつになる」とする。
一方のインフォボードは、スリープ中のPCにも情報を表示できる点が特徴だが、今回追加した「伝言板・メモ」機能では、スリープ中のPCに、貼りつけたメモなどを表示することができるため、冷蔵庫の扉にマグネットでメモを貼りつけるような使い方がPCでも可能になるというわけだ。
「単に、メモ機能や伝言板機能という点だけで捉えれば、よくある機能だといえる。だが、インフォボードにこの機能を追加したことで、リビングなどに設置したPCを、常に利用できる状態にしておくことで、PCが家族の情報を共有するためのツールになるという新たな提案が可能になる」と、NECパーソナルコンピュータのコンシューマ事業プレジデントの宗像淳氏は語る。
メモ・伝言板機能と、常時オンの組み合わせが、インフォボードによる新たなPC利用の提案のきっかけになる。ここにNECパーソナルコンピュータが語る「使えるPC」の実現に向けた大きな一歩という意味があるのだ。