進化のひとつは、NS100/Eを除く全モデルで搭載した動画キュレーションアプリ「LAVIEチャンネル」だ。
「流行りの動画に出会える新しい動画視聴アプリ」と位置づけるLAVIEチャンネルは、YouTube、GyaO、ニコニコ動画、Dailymotion、RealNetworksで提供される様々な無料動画を、独自のチャンネルに分類して配信するという、NEC独自のアプリだ。
「テレビ・映像」、「音楽」、「ライフスタイル」、「スポーツ」、「趣味」、「動物・カルチャー」といったジャンルを用意。たとえば、ライフスタイルであれば、「メタボ脱出!ダイエットチャンネル」、「女子力向上!メイクチャンネル」といったチャンネルが用意される。
「視聴回数と独自の集計によって、世の中で見られている動画を配信。チャンネルについても、テレビとは異なる切り口で設定し、インターネットならではの動画を集めることができる」というわけだ。さらに、配信サーバには、専属の編集者を配置して、不適切な動画の配信を回避。子供やシニアでも安心して動画を楽しめるという。
もうひとつが、情報アプリ「インフォボード」の強化である。インフォボードは、デスクトップ上に、天気やニュースなどの各種情報を表示。PC利用者の利便性を高めるというものだ。
今回の機能強化では、テキストやWebカメラ、手書きでメモを残すことができる「伝言板・メモ」機能を追加。動画、写真、手書き、テキストで伝言板として利用することで、家族のコミュニケーションを高めたり、買い物リストや、ToDoリストなどを簡単に作成したりといったことができる。スリープ時にも、伝言やメモをデスクトップ画面上に常に表示しておくことができるようになったのだ。
だが、こうしたソフトウェア機能の強化を聞いても、やはりマイナーチェンジの域を出ないと感じる読者も多いだろう。しかし、NECパーソナルコンピュータは、こうしたソフトウェアの強化を通じて、大きな一歩を踏み出すことができたと位置づけている。それはなぜなのだろうか。