各チームで未来世界のアイデアをまとめたあと、それを会場の参加者全員で共有するための発表会が実施された。発表会は1チーム5分間というタイムリミットが設けられ、その時間内にそれぞれのチームが理想とする未来世界をプレゼンするというスタイルで行われた。
プレゼンは、各チームが作成した世界観シート、キャラクターシート、ストーリーシートをプロジェクターでスクリーンに映し出しながら進められたが、なかには会場にあったペットボトルや弁当の空箱を未来の家に見立てて解説したり、付箋で作ったゴーグルを顔にかけて発表したりといったユニークな発表を行うチームも。会場からも笑い声が絶えず、「"ありえそう"よりも"こんな未来がいい"、"楽しい"、"面白い"イメージを考える」というワークショップの主旨に合ったワクワクする未来世界が次々と提示されていった。
発表会が終了したあと、各チームのプレゼン内容をもとに審査委員による審査が行われた。
審査員を務めたのは、レノボ・ジャパン代表取締役社長 兼 NECパーソナルコンピュータ代表取締役 執行役員社長の留目真伸氏、"AR三兄弟"として知られる開発者の川田十夢氏、Cerevo代表取締役の岩佐琢磨氏、ABBALab代表取締役でさくらインターネットフェローの小笠原治氏、VAIO商品企画部 部長/商品プロデューサーの伊藤好文氏、脚本家の長谷川徹氏ら6名。これら審査員による白熱した議論の結果、最優秀賞を始めとする各賞が発表された。
次ページからは、受賞したチームの発表内容と審査員による講評を紹介していこう。