ここからは、試用機のベンチマーク結果を紹介する。先述の通り、このレビューを書いている時点では、試用機と同じスペック構成では購入できないので、参考として考えてほしい。

試用機のコアスペックをまとめると、CPUが第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)のIntel Core m7-6Y75(1.2GHz)、メモリがDDR3L-1600 16GB、ストレージが512GB SATA M.2 SSD(Samsung PM871)、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)だ。

左から、CPU-Z、GPU-Z、Windows 10のリソースモニタ。Intel Core m7-6Y75は2コア4スレッド処理

Intel Core m7-6Y75は2コアCPUだが、ハイパースレッディング・テクノロジーによって4スレッド処理が可能。ターボ・ブースト時は最大3.1GHzまでクロックが上がる。Latitude 13 7000はビジネス向けということで、Intel Core m7-6Y75はvProテクノロジー対応だ。以下、「Windowsシステム評価ツール(WinSAT)」と「PCMark 8」の結果を並べる。

Windowsシステム評価ツール(WinSAT)

Windows 10のシステム評価ツールでは「ゲーム用グラフィックス」が計測されない。実行結果の画面では「9.9」となっているが、計測なしとして無視する

プロセッサ(CPUScore)

     7.1     

ゲーム用グラフィックス(D3DScore)

     n/a     

プライマリハードディスク(DiskScore)

     8.2     

グラフィックス(GraphicsScore)

     5.5     

メモリ(MemoryScore

     8.1     

基本スコア(WinSPRLevel

     5.5     

PCMark 8 - Home conventional

PCMark 8 - Home accelerated

PCMark 8 - Creative conventional

PCMark 8 - Creative accelerated

PCMark 8 - Work conventional

PCMark 8 - Work accelerated

SSD(Samsung PM871)のパフォーマンスは、「CrystalDiskMark 5.1.2」で計測。参考として「Q32T4」の設定でも実行してみた。Samsung PM871のスペック(最大値)は、シーケンシャルリードが540MB/秒、シーケンシャルライトが510MB/秒、ランダムリードが97,000IOPS、ランダムライトが74,000IOPSだ。

結果は、シーケンシャルリード/ライトが高速なのは当然として、マルチスレッド環境(Q32T1とQ32T4)の4Kリードと4Kライトの速さが目立つ。ヘビーなアプリケーションや処理は試していないが、メモリ容量が16GBと十分なこともあり、大半の場面で軽快に動作する。

CrystalDiskMark 5.1.2

「Q32T1」(デフォルト)

「Q32T4」

ゲーム関係は「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」のみ、フルスクリーンで実行した。1,280×720ドット・標準品質が「快適(5217)」、1,280×720ドット・最高品質が「普通(4393)」、1,920×1,080ドット・低品質が「普通(3632)」、1,920×1,080ドット・標準品質が「やや重い(2929)」という結果に。軽めのゲームなら、解像度とグラフィック品質の設定しだいで快適にプレイできるだろう。

ドラゴンクエストXベンチマークソフト Ver.1.4K

1,280×720ドット・標準品質

1,280×720ドット・最高品質

1,920×1,080ドット・低品質

1,920×1,080ドット・標準品質