ここからは、試用機のベンチマーク結果を紹介する。先述の通り、このレビューを書いている時点では、試用機と同じスペック構成では購入できないので、参考として考えてほしい。
試用機のコアスペックをまとめると、CPUが第6世代Intel Coreプロセッサ(開発コードネーム:Skylake)のIntel Core m7-6Y75(1.2GHz)、メモリがDDR3L-1600 16GB、ストレージが512GB SATA M.2 SSD(Samsung PM871)、グラフィックスがIntel HD Graphics 515(CPU内蔵)だ。
Intel Core m7-6Y75は2コアCPUだが、ハイパースレッディング・テクノロジーによって4スレッド処理が可能。ターボ・ブースト時は最大3.1GHzまでクロックが上がる。Latitude 13 7000はビジネス向けということで、Intel Core m7-6Y75はvProテクノロジー対応だ。以下、「Windowsシステム評価ツール(WinSAT)」と「PCMark 8」の結果を並べる。
SSD(Samsung PM871)のパフォーマンスは、「CrystalDiskMark 5.1.2」で計測。参考として「Q32T4」の設定でも実行してみた。Samsung PM871のスペック(最大値)は、シーケンシャルリードが540MB/秒、シーケンシャルライトが510MB/秒、ランダムリードが97,000IOPS、ランダムライトが74,000IOPSだ。
結果は、シーケンシャルリード/ライトが高速なのは当然として、マルチスレッド環境(Q32T1とQ32T4)の4Kリードと4Kライトの速さが目立つ。ヘビーなアプリケーションや処理は試していないが、メモリ容量が16GBと十分なこともあり、大半の場面で軽快に動作する。
ゲーム関係は「ドラゴンクエストX ベンチマークソフト Ver.1.4k」のみ、フルスクリーンで実行した。1,280×720ドット・標準品質が「快適(5217)」、1,280×720ドット・最高品質が「普通(4393)」、1,920×1,080ドット・低品質が「普通(3632)」、1,920×1,080ドット・標準品質が「やや重い(2929)」という結果に。軽めのゲームなら、解像度とグラフィック品質の設定しだいで快適にプレイできるだろう。