本体サイズはW315.8×D214×H11~19.8mmで、わずかではあるが前モデルよりも小型化した。堅牢性の高さも強調されており、公式サイトによると「LIFEBOOK SH90/W」では、約76cmの落下試験や約200kgfの全面加圧試験、約35kgfの1点加圧試験の3種類のテストをクリアしている。前モデルでは約200kgf全面加圧試験についてしか触れられていなかったのだが、今回新たな結果を発表することで、モバイル時の剛性がアピールされている。試しに実機の両端からねじるように力を加えてみたが、硬く変形することはなかった。
天板と底面部分素材にはマグネシウム合金が使われており、塗装の影響もあってメタル感はあまり感じられない。と言って樹脂素材のように安っぽいわけではなく、落ち着いた質感だ。
キーボードの打鍵感が良くなった
液晶ディスプレイには、タッチ対応で2,560×1,440ドットのIPSパネルが使われている。映像は自然な色合いで、低価格モデルにありがちな青かぶりはほとんど感じられなかった。1,366×768ドットの解像度と比べるとピクセル数はおよそ3.51倍で、1,920×1,080ドットと比べても約1.78倍となり、高解像度の写真や文字が精細に表示される。
タッチ対応でIPSパネルを採用した液晶ディスプレイ。自然な色合いと広い視野角が魅力 |
2,560×1,440ドットのデスクトップ。標準ではWindows 10のスケーリング設定によって、テキストやアイコン、ウィンドウなどが200%に拡大表示されている |
キーボードは86キー構成で、標準的な日本語配列を採用している。キートップはサラサラとしたマットな質感だ。キーピッチは横19mm/縦18mmが確保されている。キーの大きさはほぼ等幅だ。
「LIFEBOOK SH90/W」は、キーの種類によって押下圧(キーを押すのに必要な力)が2段階に調整されている。英数字や記号キーはやや重め、小指や親指を使うEnterキーやスペースキー、Shiftキーなどは押下圧が軽となる。
カタログによるとキーストロークは約1.2mmとのことなのだが、体感的には1.5mmくらいのストロークに感じられた。確かに[Shift]キーや[Alt]キーを押してみると「サクッ」とした非常に軽いクリック感がある。それに対して英数字キーは、「カクッ」した重めのクリック感だ。このクリック感によって、キーストロークが規格値より深く感じるのかもしれない。