富士通の「LIFEBOOK SH90」シリーズは、高い拡張性と長時間駆動が特徴の13.3型モバイルノートPCだ。2015年の秋冬モデルとしてリリースされた「LIFEBOOK SH90/W」は従来の機能を受け継ぎつつ、Skylake世代のCPUやWindows 10の生体認証機能「Windows Hello」を搭載するなどの機能強化がなされている。今回は、前モデル「LIFEBOOK SH90/T」との違いを交えながら、「LIFEBOOK SH90/W」の注目ポイントや使い勝手についてレビューしよう。
■主な仕様 [製品名] LIFEBOOK SH90/W [CPU] Intel Core i5-6200U(2.30GHz) [メモリ] PC4-17000 4GB [ストレージ] 256GB M.2 SSD(SATA接続) [光学ドライブ] DVDスーパーマルチ [グラフィックス] Intel HD Graphics 520(CPU内蔵) [ディスプレイ] 13.3型ワイド液晶(2,560×1,440ドット) [OS] Windows 10 Home 64bit [店頭予想価格] 230,000円強
新モデルは中身が変わった
まずは2015年秋冬モデルの「LIFEBOOK SH90/W」と、2015年1月にリリースされた前モデル「LIFEBOOK SH90/T」のスペックを比較してみよう。それぞれの主な違いは、以下の表のとおりだ。PCの基本性能に大きく影響するOSとCPU、メモリ、ストレージの世代が変わり、重量やバッテリ駆動時間などのモバイル性能も向上している。本体デザインは似ているものの、中身は大きく変わったと言っていい。
2015年の秋冬モデル「LIFEBOOK SH90/W」と春モデル「LIFEBOOK SH90/T」のスペック | ||
モデル | LIFEBOOK SH90/W | LIFEBOOK SH90/T |
---|---|---|
OS | Windows 10 Home 64bit | Windows8.1 Update 64bit |
CPU | Intel Core i5-6200U(2.30GHz) | Intel Core i5-5200U(2.20GHz) |
メモリ | PC4-17000 4GB | PC3L-12800 4GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 520(CPU内蔵) | Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵) |
ストレージ | 256GB M.2 SSD(SATA接続) | 500GB ハイブリッドHDD(SATA接続) |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチ | |
ディスプレイ | 13.3型ワイド液晶 (2,560×1,440ドット) | |
無線LAN | IEEE802.11a/b/g/n/ac | |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 | Bluetooth 4.0 |
Webカメラ | 92万画素 | |
主なインタフェース | USB3.0×3、アナログRGB、HDMI、有線LAN、SDXC対応カードスロット、ヘッドホン出力 | |
バッテリ駆動時間 | 約14.8時間(JEITA2.0) | 約14時間(JEITA2.0) |
本体サイズ | W315.8×D214×H11~19.8mm | W319×D215×H13.6~19.8mm |
重量 | 約1.49kg(DVDスーパーマルチドライブ装着時) | 約1.57kg(DVDスーパーマルチドライブ装着時) |
※太字は強化点