スマホ・タブレットに最適な、WD Red搭載パーソナルクラウド「WD Cloud」

ウエスタンデジタル ジャパン チャネルマーケティングシニアマネージャー 安田伸幸氏

WDの安田氏は、改めてWD Redのメリットをアピール。WD製HDDは、昨年(2014年)のBCN調査で51.1%と過半数のシェアを持ち、「店頭で購入するHDDの2台に1台はWD」と強調する。現在は「Every drive has a purpose」と、目的に合ったHDDをWD Blue / Black / Red / Purpleと展開していることを紹介した(従来のGreenは新たにBlueへ統合)。

今回のイベントで主役となるNASには、WD Wed。24時間駆動の設計と、複数台のHDDを用いるRAID環境において、他のドライブが発する振動の影響を抑えるファームウェア設計を行っており、3年間の保証期間がある。NASメーカーの対応リストにもたいがい記載されている、NAS環境を考慮したHDDだ。上位モデルとして「WD Red Pro」という製品もあり、16台までのRAID構成に対応した中・大規模NASに使用してほしいとした。

加えて「パーソナルクラウド」と呼ぶ個人向けNAS製品「WD Cloud」もアピール。初心者でも簡単にセットアップできる容易さと、パブリッククラウドと違って月額利用料がかからないことをメリットとして挙げた。

【左】BCNのHDD内蔵部門で4年連続シェアトップ。しかも過半数。今年はさらにシェアを拡大しているそうだ。【中】WD Redと一般的なデスクトップ用HDDの差。WD Redは24時間動作を前提とし、保証期間も長い。NASメーカーの認証も取れているメリット。【右】複数台のドライブを内蔵するNASでも安定した性能が出るように、チューニングされた専用ファームウェア「NASware」を搭載。現在NASware 3.0へと進化している

【左】上位版の「WD Red Pro」も紹介。より多くの台数を用いるNASでの動作をサポートし、7200rpmで速度もアップ。その分、消費電力と発熱が多い。【中】WD Cloudの特徴。どこからでも使えて設定も容易な「パーソナルクラウド」が魅力。【右】パブリッククラウドと比較すると、WD Cloudは買い切りであり、追加費用や月額料金が不要である点がメリット