病院の待ち時間を短縮
企業や業種を越えて「ポイント」が貯まるサービスを提供できるのも、ソフトバンクグループの強み。10月9日からコンビニ(ファミリーマート)のほか、ファミレス(ガスト)、TSUTAYAでもTポイントが3倍になるキャンペーンを実施。ソフトバンクカード払いなら10倍になる。キャンペーン対象店舗は全国の14,000店以上に拡大している。
また12月には「病院」の診察費を、携帯電話の月額利用料金とまとめて支払う「スマート病院会計」を提供開始する。これにより、病院の会計で待たされることがなくなるという。支払い明細はスマホで確認できる仕組み。サービスの提供開始時は約130ほどの大きな病院で対応、来年には全国1,000以上の医療機関に拡大させていきたい考えだ。
IBM Watsonと連携した健康サービス
ソフトバンクでは、以前からIBM Watsonと連携したサービスの開発に取り組んでいる。同日発表された「パーソナル カラダサポート」も、そうしたサービスのひとつ。壇上にはヘルスケア分野で展開するFiNCの溝口勇児代表取締役社長が登壇して詳細を説明した。同サービスは、歩数、睡眠時間、血液検査などの個人データをもとに、その人に合った健康増進のためのアドバイスを提供するというもの。ビッグデータの解析が肝で、IBM Watsonがいわばパーソナルトレーナーの代わりを果たす。溝口氏は「ソフトバンクさんのビジョンは、情報革命で人々を幸せにすること。私たちの企業理念に通じるものを感じた」と話していた。