DOTA 2
さて、前述したとおりGTX 950ではMOBA系のゲームを低遅延でプレイできる。今回はベータ版GeForce Experienceで、DOTA 2を起動し、事前に用意したリプレイファイルで、動きの激しい60秒間のフレームレートをFRAPSで取得した。
GTX 950を搭載したGeForce Experienceでは、(DOTA 2をすでにインストールしている場合)通常のDOTA 2のほかに、DOTA 2(Optimize for high FPS low latency)がリストに表示されるはずだ。「はずだ」というのは、GTX 950やドライバ以外にも要件があり、それを満たしてないとDOTA 2(Optimize for high FPS low latency)が表示されない。
筆者の場合も表示されず、ドライバやGeForce Experienceを入れなおしてもまったく改善されなかった。NVIDIAに問い合わせたところ、最大リフレッシュレートが100Hz以上のディスプレイが必要との回答があり、実際に144Hz駆動のゲーミングディスプレイに接続したところ、DOTA 2(Optimize for high FPS low latency)がGeForce Experienceのリストに表示された。もしGTX 950で低遅延のMOBA系ゲームを遊びたい場合には、ディスプレイのリフレッシュレートを確認することをおススメする。
さて結果だが、GTX 950(opt)と表記されているのが、DOTA 2(Optimize for high FPS low latency)でリプレイファイルを観戦したフレームレートだ。通常のDOTA 2でもGTX 950とGTX 650の差がかなりついている。同じGTX 950でも通常のDOTA 2とDOTA 2(Optimize for high FPS low latency)では10%くらいの差がある。
また、実際にプレイしたところ、あまりMOBA系ゲームをやらない筆者でもマウスをクリックした際のレスポンスや、画面をスクロールさせたときのスピードなど、明らかに違うことが体感できた。