今でも健在、ゴーストバスターズの本部

食後は吉田さんの案内で、小雨降る夜のマンハッタンを散歩。名優ロバート・デ・ニーロ氏が所有する「ザ・グリニッジ・ホテル」を見学、親日派で知られるデ・ニーロ氏がこだわって採り入れたという日本建築のエッセンスに感心したり、映画「ゴーストバスターズ」のロケでゴーストバスターズの本部として使われた消防署に興奮したり、有名な「ブロードウェイ」を歩いたりと、深夜まで楽しい時間を過ごした。

日本建築のエッセンスを採り入れたザ・グリニッジ・ホテルのオーナーは、俳優のロバート・デ・ニーロ氏。ロビーには、日光の金山ホテルや軽井沢の万平ホテルを彷彿とさせる和洋折衷の美が漂う

奥に見える新しいビルは、グラウンド・ゼロの跡地に建てられた「4WTC」。設計者は日本人建築家の槇文彦氏

日本でも人気のSHINOLA(シャイノーラ)の自転車がディスプレイされていた。「アメリカに製造業を取り戻した」といわれる新興メーカーだ

フランクリンストリート駅。映画でもよく使われるとか

「リカーストア」という名前でも、実はニューヨークの若者に人気の洋服屋さん。吉田さん曰く「以前は酒屋だったんです」

ゴーストバスターズ本部として使われた消防署の前に描かれた絵

建物の中をのぞき込むと、あのマークが!

今でも消防署として使用されているとのこと

ブロードウェイ。この道を北に5、6キロ歩けば、劇場がたくさんあるタイムズスクエア周辺に出る

吉田さんは翌日も早朝から取材とのこと。それなのにお付き合いいただいて恐縮です。でも、おかげで、もうニューヨーク編は撮れ高バッチリですね。これでひと安心!

H氏「いえ、明日も取材(観光)に行きますよ。吉田さんに、行き先の候補をいくつか聞いておきましたから」

やはり、か……。ホテルへ向かうタクシーの車窓から摩天楼の夜景がにじんで見えたのは、窓ガラスを走る雨粒のせいだろうか。