独自のUIで快適動作
iOSやAndroidは、インストールした順に横方向にどんどん画面が増えていくイメージだが、WPの場合は名前順にひたすら縦に伸びていくイメージ。どれが使いやすいかは個人の嗜好次第といった感じだが、WPはもう少し高速にスクロールする機能が欲しかったところ。大きく一気にフリックをすると高速スクロールするが、何度もその操作を行うのは疲れるし、見た目もあまり良くない。スクロールバー的な機能があると良さそうだ。
よく使うアプリは、この一覧からアプリを長押しするとことで「スタート画面に追加」ができる。よく使うアプリに限定して使うといいだろう。
Androidの特徴だった、最上段のステータスバーをスワイプして通知や設定を変更する機能は、WP8.1では「アクションセンター」として搭載されている。各アプリからの通知が表示されるほか、無線LANやBluetooth、機内モード、画面の輝度といった設定に素早くアクセスできる。
WP8.1では音声エージェントのCortanaも搭載されているが、現時点では日本語環境では利用できない。Windows 10ではCortanaが大々的にフィーチャーされているが、これも現時点では日本語対応するか分からない状態。こうした部分は日本マイクロソフトがもう少しコミットすべきだろう。
全体的に独自のUIであり、横並びのiOSやAndroidと比べれば、新しいスマートフォンという感覚がある。スペックとしてはAndroidの格安スマホレベルなのだが、比較的快適に動作するのは、WPのいいところだ。
ベンチマークには出ない部分だが、全体として極端に遅いという感じはない。UIに助けられている部分もあるが、SNSやメール、軽めのWebサイトといったテキストメインの利用であれば、特に問題なく利用できる。写真やビデオを撮ってそれを閲覧する、といったぐらいも問題ないが、Web版のYouTubeでフルHDを再生する、といったパフォーマンスが問われるようなシーンでは、ちょっと厳しい印象だった。