ボディはやはり憧れのスケルトンで!
中身の次に考えるべきはボディの仕様。筆者がRaspberry Watchのボディとベルトで目指したのは「透明」である。
30代以上の方は覚えているだろうか。90年代の一時期、様々なアイテムにスケルトン(透明)やトランスルーセント(半透明)を採用することで、未来感とプレミアム感を演出していたブームがあったことを。iMacも最初の頃はトランスルーセントだった。
多感な時期に「透明=すごい」を目の当たりにし憧れていた筆者としては、ここはやはり透明にしたい。
素材はUVレジンを採用。これは紫外線に当てると固まるタイプのプラスティックである。ただし、レジンのみでボディを作るとなると加工しづらく強度も心配だ。強度を保持しつつ透明さをキープするために、ベースをプラ板で組み立てその上からハードタイプのUVレジンを塗り重ねていくというやり方で行なうことに。
ベルト部分はビニールクロスを使う。これをベルト形にカットし、こちらはソフトタイプのUVレジンを塗って日光に当てる。