枕を涙で濡らす日々のRaspberry Watch製作

しかも3~4月は年度末やゴールデンウィーク前でバタつく中、空いている時間を縫っての製作。そのため間が空いてしまい、「あれ? 前回ここの設定どうやったんだっけ?」というド忘れと戦いながらの作業だ。

また、音声通話機能を入れたかったが、Raspberry Pi用のSkypeキットが配布終了、技適証明取得済みの3G通信のボード・モジュールは約2万円と高価で、あきらめざるを得なかった。

Raspberry Pi用のSkypeキット、現在は配布されていない

他にも設定済みのOSバックアップ方法を知らなかったため、起動設定を間違えて起動できない時は最初のOS書き込みからやり直しをするなど、枕を涙で濡らさずにはいられない夜も。

それでも苦難と妥協を乗り越え、本体とソフトの設定があらかた終わったところでタッチパネル側の設定を終えて中身が完成。

Raspberry Pi2側の作業が終わったら、モニター出力を液晶モニターから3.2インチタッチパネルに切り替える

画面に表示される十字部分をタップすることで、タッチパネルの入力精度を高めるキャリブレーション作業

3月頭にRaspberry Watchを作ろうと考えてからここまで2カ月近く。当初の完成予定はApple Watchの販売前だったが、すでにゴールデンウィークが始まっていた……。