筆者はモバイル性能よりもCPUパワーやキーボードの使いやすさを重視したい派なので、個人的には持ち運びやすさを重視したモバイルノートPCはあまり好みではない。一応取材や外での仕事用に所有してはいるものの、テキスト入力とネット閲覧用と割りきって使うためのものだ。
しかし今回「Let'snote RZ4」を試用してみたところ、かなり強く惹かれてしまった。メインマシンとしてはパワー的に少々厳しいが、仕事以外にもいろいろ活用して楽しめるサブマシンとしての魅力を感じたからだ。実用的に使える性能を持ちながら、タブレットとしても使える軽量ノートPCはなかなかない。
だがほかのLet'snoteシリーズと同様、標準的なPCと比べて価格が高い点がネックだ。今回試用したモデルは店頭価格で250,000円前後、最小構成モデルでも170,000円前後と割高感がある。もっとも発売から2カ月が経過した現在では実売価格が下がって入手しやすくなっているので、いまが買いどきと言えるかもしれない。モバイル性能については間違いなくトップクラスなので、ぜひ一度試していただきたい。
製品名 | Let'snote RZ4(CF-RZ4JDMBR) |
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CPU | Intel Core M-5Y31(0.9GHz) |
メモリ | 8GB |
グラフィックス | Intel HD Graphics 5300(CPU内蔵) |
ストレージ | 256GB SATA SSD |
光学ドライブ | なし |
ディスプレイ | 10.1型ワイド液晶(1,920×1,200ドット) |
ネットワーク | 10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN×1、Bluetooth 4.0、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN |
インタフェース | USB 3.0×3、HDMI、D-Subなど |
メモリースロット | SD/SDHC/SDXC対応メモリーカードスロット |
サイズ/重量 | W250×D180.8×H19.5mm/約745g |
OS | Windows 8.1 Pro Update 64bit |
店頭価格(税別) | 250,000円前後 |