「Let'snote RZ4」は液晶ディスプレイを360度回転させることでタブレットとしても利用できる2-in-1 PCだが、この2-in-1型であることについては賛否両論があるかもしれない。しかし筆者は実際に外出先へ持ち歩いてみて、わりと「アリだな」と感じている。

液晶ディスプレイを360度回転させることで、さまざまなスタイルで利用できる

たとえば屋外で立ちながら地図や資料を確認しようとすると、どうしてもキーボードがジャマになってしまう。いくら本体が軽いとは言え、パームレストを持ちながらあれこれ操作するのはあまりにも面倒であり、かつ不格好だ。

しかしバッグから取り出した「Let'snote RZ4」をサッと変形すれば、標準的なタブレットと同じように利用できる。立ちながらの資料の確認やネットの閲覧といった動作は、明らかにタブレットのほうが行ないやすい。

ボディと液晶ディスプレイをつなぐヒンジ部分。2軸構造で頑丈ながらも、スムーズに変形できる

電車のなかでYouTubeを観る場合でも、クラムシェル型のノートPCよりもタブレットのほうが自然だ。これは筆者の考え過ぎなのかもしれないが、人目につく場所でゲームや動画を楽しもうと思っても、クラムシェル型ではちょっと気が引けてしまう。「あの人、わざわざパソコンを開いてマイクラのゲーム実況観てるよ」とか「ちょっw Let'snoteでマインスイーパーとかw 仕事しろwww」とか思われているような気がするのだ。

しかしタブレットスタイルでなら、動画を観ていてもゲームで遊んでいても自然に見えるから不思議だ。たぶんちょっと厚めのタブレットと思われる程度だろう。PCに詳しい人にはまるわかりなのだがおそらく少数派なので、「Let'snote RZ4」で思う存分に動画でもゲームでも電子コミックでもなんでも楽しんでいただきたい。もちろん筆者のように自意識過剰気味な人だけでなく、フツーの人が利用するのにもおすすめだ。